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五重相伝会 写真報告

平成16年4月7日(水)〜4月11日(日)


76名 成満

 桜の木の下が薄ピンク色に染められ、新芽が出始めました。
 開山忌の華やかさがまだ色褪せない四月七日、「五重相伝会」が始まりました。

 昨年十二月の「五重」は寺庭婦人・寺族対象でしたが、今回は浄土宗檀信徒の方々、男性十九名、女性五十七名、合計七十六名の参加でした。大本山善導寺の檀信徒が半分、九州、山口の御寺院の檀信徒が半分。 

 勧誡師、山脇秀侯上人(滋賀教区 来迎寺)の笑いあり、涙あり、歌ありの勧誡に、受者の皆さんはその流れに自然に身をまかせ、あっという間の十五席を過ごし、信仰の華を咲かせていました。
 最後の勧誡のあと、山脇上人を見送る際には、受者全員が涙し、上人も涙を浮かべたまま、善導寺をあとにしました。

 三日目の剃度式、五日目の要偈道場、密室道場の伝灯師は、当山六十七世法主 阿川文正台下。受者の皆さんは、普段とは違う雰囲気の中、厳粛な作法をもってする儀式に、背筋も伸び、少し緊張しながらも、浄土宗の真髄を受けられた後には、清々しい顔つきに変っていました。

 最後にお礼礼拝を修し、祝膳を食べ、七十六名の受者皆成満し、五日間の日程を無事終わることができました。
 この仏縁、法縁を大切にして、日々のお念仏に励んで頂きたいと思います。

 最後になりましたが、御随喜頂いた山内御寺院をはじめとする御上人方、受者を快く入行させて頂いた、御寺院様、ご家族の皆様に心より感謝申し上げます。

 少しばかりではありますが、行中の写真を載せてみましたので、思い出として、また、伝法を受けた時の気持ちに還る意味として、ご覧頂ければ幸いです。

五重相伝会 アルバム
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撮影:大本山善導寺 内局 / 佐賀 浄国寺 上田光俊上人