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善導寺の活動と報告

H23.10月
総本山知恩院
宗祖法然上人800年大遠忌

特 集



●総本山知恩院 法然上人800年大遠忌 大法要特集
  平成23年10月2日〜25日

 1122年、宗祖法然上人がお浄土へ旅立たれて本年でちょうど800年。 浄土宗の各寺院では大遠忌(だいおんき)の法要が勤められています。
 総本山知恩院では、約1ヶ月にわたる大法要が執り行われており、最初の1週間は、知恩院に伝わる『古式法要』(各大本山の御法主が導師)、次の1週間は、僧俗一体となった『念仏会法要』(各地方の教化センターが導師)、最後の1週間は、西山浄土宗や時宗など他派も含めた各大本山・総本山に伝わる『浄宗会法要』を行いました。 
 
 善導寺の阿川法主は10月7日の古式法要と19日の浄宗会法要にご出座されました。 また、善導寺からの団体参拝旅行は、19日の法要に合わせ、各地の観光も含め17日〜19日に行いました。

 善導寺の機関紙「聖光」の編集委員会は、数日間にわたる取材を行い、たくさんの資料を集めましたので、一部ですが写真をご紹介します。 (記事は機関紙「聖光」にて、数ヶ月にわたって報告します)
(H23.10.20記) 
 

大法要にあわせて三門前の参道が
拡大補修され、綺麗になった
知恩院の顔
日本一大きな木造の三門
華頂山の額 三門からは京都市内が一望できる
期間中、特別に内部が公開され、
説明や法話も随時聞くことが出来る
境内に入ると知恩院のキャラクター
「なむちゃん」がお出迎え
宗祖法然上人をお祀りする
御影堂(みえいどう)
正面には大遠忌・天皇陛下から下賜された
法爾(ほうに)大師の高札が掲げられている
御影堂 内部
ずらりと並ぶ木魚。毎日数千人が参詣する
法然上人座像


10月上旬 古式法要のようす
集会堂で出座する僧侶が並ぶ
集会堂から御影堂までの廊下には
導師団参の檀信徒が並んで見守る
導師、脇導師、式衆、随喜の僧侶がずらり 長い廊下を埋め尽くす
導師を勤める善導寺阿川法主 御影堂でのお勤め
古くから伝わる厳粛な古式法要 緋・紫・萌黄の衣に身を包んだ僧侶
広い堂内にお経の声が響く 参詣者は1000人以上
全て入れなくて、途中で交代する団体も


勢至堂でのお勤めも 御影堂での大殿布教は法要の前後に
40分間。 そのほか、三門や勢至堂など
各お堂で法話がなされ、各所に画像も
中継されている


10月中旬 「念仏会法要」のようす
午前の日中法要で法然上人が厳かに内陣中央までお出ましされ、
僧俗一体となって声高らかに念仏を称えます。
華頂の山々に、木魚とお念仏の声が響きました。
満堂の御影堂
内陣・外陣に並ぶ約1000個木魚を、
僧侶、参詣者が一緒にたたきます。
大晦日、NHK「ゆく年くる年」で
必ず紹介される日本三大梵鐘の1つ。
正午にはこの大鐘楼が鳴り響きます。


念仏会法要の期間には、全国各地に伝わる「伝承念仏」が、御影堂正面の舞楽台にて
行われました。 それぞれの地域に伝わる節(メロディ)のついたお念仏。
鐘をたたきならが、リズム良く、また重々しく称えられました。
ちなみにこの舞楽台は、もともと宮内庁にあったものを50年前の
750年遠忌法要の折、昭和天皇より賜ったものとのこと。
自然に手が合わさる 雨天時は御影堂内で行いました


法然上人御廟(お墓)前にて、
薩摩琵琶演奏家の北原香奈子さんによる奉納演奏
新築された和順会館の大広間でも
演奏会が開かれました。

北原さんは佐賀県出身で10年前に薩摩琵琶に出会い魅了され、
それから稽古を積み、今では全国各地で演奏活動をされています。
「法然上人の一代記」などを、琵琶法師のごとく
演奏しながら語る、数少ない薩摩琵琶演奏家です。
今回、800年という節目を迎えた法然上人の御廟前で
演奏できたことにとても感激をされていました。


導師団体参拝の方は、雪香殿の広間で
案内や説明を聞き、その後御影堂の
脇から特別に入堂できます。

団体参拝は全国各地から毎日数千人が
お参りされます。 また一般の参拝者や
観光客も普段より多いようでした。
期間中、京都市バスが臨時バスを運行。
京都駅から三条・四条をまわり
知恩院三門前までを約25分で結びます

また、三門前に着いたら、境内までの
階段が長いので、マイクロバスが数台
常時待機し、ピストン輸送してくれます。
京都駅を出発したら、ほとんど歩かずに
御影堂前に辿りつけます。
知恩院を下れば先斗町のある祇園の街。
境内には舞妓さんの姿も。
さすが京都ですね。
夕刻には三門がライトアップ
この時間は、翌日のの法要に向けて
リハーサルや準備がなされています。


●善導寺の団体参拝編

 10月17日〜19日まで2泊3日の日程で、団体参拝を行いました。 参加者は41名。
 17日の朝、新幹線で京都まで。 大原三千院などをめぐり、翌日は嵐山、大阪などに行きました。 最終日は知恩院で法要に参列しました。
 わいわい楽しい旅行で、檀信徒同士の仲も深まり、一生に一度の大法要を体感し、信仰も深まったようです。

真言宗智山派総本山、
智積院にてお昼を頂きました
吉永さゆりさん出演の液晶テレビの
CMで紹介されたお庭がとても
綺麗なところでした
嵐山・渡月橋にて 知恩院にて
知恩院では法主阿川台下が導師をされた浄宗会法要に参列しました
善導寺に伝わるの開山忌や十夜法要で
行っている伝統の法要を知恩院で奉納しました
阿川台下の授与十念で締めくくる 大遠忌仕様の散華
                     

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