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01 本堂


■ 本堂
(ほんどう)

国指定重要文化財
(昭和63年12月19日指定)

善導寺は、度々兵火の難に遭って焼失しています。現在の本堂は天明6(1786)年、第48世三誉愍海上人の時代の建築。間口17.5間、奥行17間、963u、入母屋造、本瓦葺、棟梁は豊後臼杵の山崎英十郎と伝えられています。

屋根の上には大きな葵紋5個が並んでいます。石高500石であった標。慶讃法要には、勅使がお出になる予定のもとに建築されたといわれ、その為、御拝口の柱が4本並立しています。中央を勅使、左側を左大臣、右側を右大臣が三者並進して昇殿するように配慮されたもので、非常に珍しい様式となっています。


平成16年度〜17年度にかけて、修復工事がなされた。主に、建具(雨戸・障子)、縁板、縁下、壁など。




善導寺は「おせがきの寺」としても有名です。7月には大施餓鬼法要を執り行いますが、お施餓鬼法要は1年をとおして行われます。ここに施餓鬼棚が設けてあります

本堂 正面


本堂 外観


本堂内 内部


東側余間(お施餓鬼)




弥陀三尊

 
 阿弥陀如来
■ 本尊(阿弥陀如来)

本尊は阿弥陀如来で、鎌倉時代の作である。像高90.3pで上品下生印を結ぶ。

両脇侍は、向って右に観世音菩薩、左に勢至菩薩、いずれも座像である。

阿弥陀如来は極楽浄土の仏さまで、「南無阿弥陀仏」と念仏を称える衆生を救って下さる。



内陣



■ 歴代上人像

東の余間には善導寺歴代上人の像や位牌などがお祀りされています。

善導寺24世
大通上人
善導寺2世(浄土宗第3祖)
良忠上人
善導寺3世
道光上人



■ 法然上人御像

平成25年3月、東の余間に「法然上人御像」が安置されました。 こちらは、福岡教区浄土宗青年会の発願により、法然上人800年大遠忌法要に併せて奉納されたものです。




■ 大木魚
(おおもくぎょ)

慶応2年(1866年・江戸時代末期)の作

幅120p・高さ90p・奥行160p

本堂外陣南東の端にあります。








■ 大杓子・摺古木
(おおじゃくし・すりこぎ)

天命6年(江戸中期)にこの本堂の建築をする際、随分沢山の人達が働いたことは当然ですが、その食料の方もまた大変だったに違いありません。 「実際使った」と伝わっていますが、これだけ大きなものを使用するほどたくさんの大工さんが必要で、食事に困らないようにという願いもこめられているのではないかと思いわれます。

杓子:約1m30cm
摺古木:約2m





■ 百万遍数珠
(ひゃくまんべんじゅず)

善導寺の北側には筑後川が流れています。 大変な暴れ川でよく氾濫をおこしていました。 善導寺付近は筑後平野。 一度決壊すると床上浸水どころではありません。 その水害で亡くなった方々を弔うために、作られたのがこの数珠。 珠1つ1つに「戒名・法名」が刻まれています。

珠の数:1080個・長さ60m
本堂外陣をぐるりと取り囲んでいます。






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