|
|
●134年ぶり里帰り 専称寺 移築特集 (善導寺機関紙「聖光」6月号より) |
|
|
|
●本堂修理完了・経蔵修理完了
●大庫裏 組み立て進む
●専称寺庫裏 移築計画 発表
3月末には本堂の部分修理と県文化財の経蔵の部分修理が完了しました。
開山忌も終わり、4月より大庫裏の組み立てが本格的に始まりました。
大きな梁などの部材の繕いや、礎石の取り付けをしています。
(H18.4.21記) |
|
|
 |
 |
本堂内部・・・壁や建具などが綺麗になったので、引き締まった感じがして、気持ちのよい空間になりました |
 |
 |
3月末、細かい建具の補修もしていただきました |
防災工事の為、正面の参道のコンクリートを外すと、
昔の石畳が出てきました。随分痛んでいるようです |
|
|
 |
 |
修理完了のプレート(左側) |
|
|
 |
 |
役寮・対面所 東面張り出し部分 地下工法調査が終わり、埋め戻し。 |
■134年ぶり 建物の里帰り■
上の写真の調査をした広い部分全体に、善導寺より約2.5Km先の久留米市北野町にある専称寺の庫裏が移築される・・・。
善導寺の古文書(日誌)などから、明治5年(134年前)に役寮や茶の間、上段の間などがあった約60坪の建物(江戸時代末期の建築)が、専称寺に売られ(当時200両)、移築された形跡があるとわかった。 専称寺にも実際、30坪ほどだが当時の建物が状態よく残っていて、現在も座敷などとして使われている。 そして、地下調査や柱の痕跡などの一致からその事実が確定され、専称寺や文化庁、県、市などの許可を得て、この前例のない大移築計画が行われることとなった。
本年7月頃から専称寺の解体作業が始まり、代替建物の建築を行う。 解体された部材は、善導寺に運び調査をして、平成23年頃に復原組み立て工事を進める予定。 |
 |
 |
H18.4.17 久留米市役所において記者発表 |
北野町 専称寺の庫裏 |
 |
改築はされているが、柱や建具などはそのまま残っている。
専称寺の山本住職は、「改築の時、解体しようか迷ったが、
残しておいてよかった」と話されていた。 |
NHKの取材 |
|
|
|
|
|
|
 |
 |
大庫裏の梁 |
梁の繕い |
 |
 |
柱の繕い |
大きな柱だが、かなり細かい作業 |
 |
|
見事な繕い |
|
 |
 |
大庫裏の礎石を設置 |
下のコンクリートは土間たたきで見えなくなります |
 |
 |
上の板は実際の木材を型どったもの それに合わせて石を据えていきます |
 |
専称寺の建物が里帰りするとこうなります
H18.3作成 (文建協善導寺事務所資料) |
|
|