0120-123-456


                     
国指定重要文化財 善導寺 大庫裏他六棟 保存修理工事



H19.1-2


●大庫裏・寺務所仮入口・書院解体調査本格的に・第9回保存修理委員会・
  北野町専称寺上棟式

 2月に入りました。
  大庫裏は3月末の完成に向けて、内部では床面の組立てにとりかかりました。 床束、大引、根太と次々に組みあがっていきます。
 東側には解体前には無かった「玄関」が組立てられています。 解体調査や発掘調査で250年前には玄関があったという痕跡が残っていましたので今回復原します。 誰も見たことのない状態なので、皆驚いています。
(H19.2.8記)

床を支える大引 大引の上には根太
腰壁もできてきています 大庫裏東側 玄関の瓦
大庫裏 玄関 杉皮が葺かれました
桟瓦が葺かれていきます 本瓦より葺くのが難しいようです


■前回更新したように、大楠会館南側には階段室が設けられました。 現在は、大庫裏の玄関と階段室をつなぐ渡り廊下の設置をしています。 寺務所の入口が完全に工事区域になってしまいましたので、工事が終わるまでは、会館西側の狭い通路を通っていただくしかありません。 大変ご迷惑をおかけしております。 ご用の際は用心してお通り下さい。
(H19.2.8記)

大楠会館南側より銀杏の木の横を通って、
フェンスと壁の間を通って下さい。
会館中央付近に勝手口があります。
気をつけてお入り下さい。
寺務所の前は通れません
(3月中頃まで)
第9回 保存修理委員会が開催されました
(H19.2.8)


■書院(来迎殿)、広間、役寮、対面所などの解体調査がはじまりました。 まずは、荷物の片付けから、襖などの建具、欄間等の取り外しを行なっております。 順次、天井の解体、壁の調査などにとりかかります。
(H19.2.8記)

2月2日。雪の日に安全祈願式をしました 書院でするのは最後です
建具の取り外しがはじまりました 広間から書院、いっきに見渡せます


■善導寺の建物が135年前の明治5年に移築された建物のあった、北野町専称寺。 昨年8月に解体開始、同10月に完了し、部材は善導寺に運び込まれました。 11月には地鎮式が行なわれ、代替建物である檀信徒会館の新築にとりかかりました。 去る2月4日には「上棟式」が執り行われ、工事関係者、専称寺檀信徒、近隣の方々と共にお祝いをしました。
(H19.2.8記)

上棟を迎えた専称寺 儀式の弓矢も立派
棟札 上棟式
餅撒きが始まります たくさん撒きました
参詣者もたくさん 関係者一同


●大庫裏・大楠会館 階段室

 新年が明けて、工事が再開しました。 「3月末の開山忌のために、大庫裏を完成させ、内部を通行できるようにする。」  このことを目標に、土間のタタキ、壁の漆喰塗り、新たに復原される大庫裏玄関の組立て、内部では束柱の製作など急ピッチで作業が進められています。
 また、仮寺務所や食堂などのある大楠会館と、大庫裏をつなぐ渡り廊下の設置のため、寺務所まわりの工事が続いております。 したがって、寺務所へ立ち寄る通路が遮断されております。 迂回路を設置しておりますが、充分なものではございません。 ご来山される方、研修会等でご使用になる方には大変なご不便をおかけしております。 何卒ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
(H19.1.28記)

今年最初の安全祈願式
H19.1.12
大庫裏 土間のタタキ
仕上げは木槌で打ちます
写真下の方の柱(床束)の上に床が乗ります 壁漆喰 仕上げ塗り
解体前までは無かった大庫裏の玄関 (東面)
250年前の当初はあったそうです
壁もかなり仕上がってきました
(北西側より撮影)
写真左が大楠会館で右側が大庫裏。
この二つの建物の間に渡り廊下ができます。
現在工事中の為、通行止めです。
              クリックで拡大
本堂・新庫裏・大楠会館の3棟に囲まれる形で工事区域が広がります。

外観

内部
大楠会館の南面に張り出す形で、会館の1階と2階をつなぐ階段室ができました。
以前は大庫裏から直接会館に出入りしておりましたが、大庫裏が当初の状態に復原されるため、この階段室が必要になりました。
本堂と来迎殿の間に2階建ての倉庫が完成しました。 今後解体される書院等の部材の格納庫になります。


             

BACK

   
Daihonzan-Zendoji Official Site