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                      国指定重要文化財 善導寺 大庫裏他六棟 保存修理工事



H23.3-6


●三祖堂 お厨子(ずし)の補修
 
 安産祈願所として参拝者が絶えない三祖堂の建物は、明治初期建立の為、文化財ではありませんが、内部に安置される「善導大師像」と「鎮西上人像」は国指定重要文化財です。 その文化財のお像をを守る「覆屋(おおいや)」として、三祖堂の修理を行っています。
 外観としては屋根の葺き替えが中心です。 現在内部では、お像を安置する「お厨子」が京都の職人さんの手により、補修し、漆などを塗って仕上げられています。
(H22.06.26記)

三祖堂内部:ホコリが入らないように作業場をシートで覆う 法然上人・聖光上人のお厨子は手前で塗っています
奥には大きな善導大師のお厨子 屋根の部分
雨漏りの水滴がちょうどお厨子に落ちていたので
傷みもひどかった
職人さんの道具たち
三祖堂 回廊部分も修理 こちらは書院。一部、床がはられています

●進捗状況 (書院・三祖堂)

 
 春になり暖かくなりました。 3月11日の東日本大震災の影響も少しあるようですが、今のところ順調に工事は進んでいます。
 書院・役寮の壁や屋根、同時に三祖堂の屋根工事も行われており、見た目には劇的な変化は見られませんが、コツコツと丁寧な作業をしてくれています。
(H23.5.26記)


書院内部 壁の下地
役寮の屋根 広間の内玄関・庇屋根がついた
表玄関脇の木塀 表玄関の扉が立派に
桟が細かくなり、塗りが入った 客人を迎えるにふさわしい玄関になりつつある
これからのお寺行事でどうしても必要な下駄箱も「朱漆塗りの壁」に合わせて朱色にしていただきました。
更に、朱漆の壁を隠してしまわないように、裏板は透明のアクリルで作ってくれました。

三祖堂の屋根工事 まずは、大工さんが骨格を修正していきます
野地板の上に杉皮が張られました この間、善導寺では昨年より寄付を
していただいた「奉納瓦」に奉納者の
住所と名前を書き込みました。
三祖堂の正面に奉納瓦
約150枚が葺かれました。
ご奉納していただいた皆様、
ありがとうございました。
使えそうな古い瓦を丁寧に磨くのも
文化財ならではの作業です
1枚1枚時間をかけて丁寧に磨き、
とても綺麗になりました
三祖堂の瓦が葺かれています。
この東側が最後の面です。
隣に巨大な本堂があるので、三祖堂は小さいお堂のように見えますが、
実は一般寺院くらいの大きさがあります。 屋根も急で巨大です。
正面の向拝口の屋根に古い瓦が採用されました。
反りがあるので、境内からはあまり見えません。
古い瓦の採用は歴史を残す上で非常に大切です
こちらは三祖堂内部。
倉庫と化した裏堂の荷物を片付けてくれました
三祖師の宮殿も修理されます
4月1日 恒例の筍パーティ 山女魚の塩焼きも
裏の竹林で取れた筍。
筍ごはんにお吸い物など筍づくし
そして現場監督のこの方も登場。
「魚食べたい…」
「これもらっていい?」
案の定、この後すぐ、怒られました…(残念)
でも、ちゃんといただきました(幸せ)

             



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