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                      国指定重要文化財 善導寺 大庫裏他六棟 保存修理工事



H23.10-12



●第4回 「もちつき大会」 盛大に! H23.12.28

 恒例になりました「餅つき大会」。 今年は4回目。
 先日、善導寺に社会見学に来た小学生に「餅つき来てね!」と言ったら、覚えていてくれて、お母さんやお友達をたくさん連れてきてくれました。 また、近所の幼稚園や保育園の子ども達も来てくれました。
 おかげさまで、毎年参加者が増え続け、賑やかになってくれています。 さらに、今年は、「そば打ち名人」も参戦。 おいしいお蕎麦もいただきました。 そして、カキも焼きました。 
 すべてがスタッフのボランティアでなりたっているこの「餅つき大会」。 今年も、楽しく年越しを迎えられそうです。
(H23.12.30記)

さぁ、始まりました! 近所の保育園の子ども達も参戦
ちいさな杵でつきます 私達もやりたいなぁ
一生懸命です! いちにっ、いちにっ!
ふぅ、つかれた〜 文化財の大カマドも大活躍
セイロで蒸します 今年は、蕎麦打ち名人も登場!
おそば、うどんも無料 まるまる まるめて もりもり たべるよ
なんと、カキまで! おいしそう!
遊園地も……(?) この方たちは、事務所でおとなしく待機
やっとごはんをいただけました!
スタッフ一同! お疲れさまでした!
(中蔵の立つ場所で撮影)


●今年もやります! 恒例の「もちつき大会」

 釜屋と大カマドが完成してから始まった「もちつき大会」は今年で4回目。 年末の仕事納めである
12月28日(水)、午後2時30分頃からスタートです。 4時半頃まででしょうか、お餅がつき終わりましたら終了です。
 つきたてのお餅に、あんこ や きなこをつけて召し上がれ。 そば や うどんも振舞われる予定です。

 来年は工事も終わりに近づき、職人さんたちが他の現場へ行っていることが予想されるので、賑やかにできるのは、今年が最後かも知れません。


参加無料です。 皆様、お誘い合わせの上ご参加下さい。
今年のチラシ (クリックで拡大)
昨年の集合写真 昨年は善導寺保育園も参加
おもち、おいしかったよ! 大カマドにセイロをかけてもち米を蒸します


●文化財工事と防災工事
●大楠会館工事
●三祖堂完成
●文化財工事現場 一般公開 
(H23.11.26)

 文化財の保存修理工事は、主に書院、役寮の内部工事が進んでおります。 また、防災設備に関わる配管工事で、境内は穴を掘ったり埋めたり、毎日大変な作業が続いております。 その他、表玄関の土塀に瓦が葺かれました。

 大楠会館の改修工事は、会館を全て足場で覆い、外壁の洗浄、塗り直し、内部の改造が行われております。 現在、1階の食堂と事務所は問題なく使えておりますが、2階の座敷部分、式衆部屋部分は使えない状況となっております。 
 併せて、参道の工事も始まります。 善導寺の参道は特に長いのですが、文化財保護を考慮して、現在の石畳の上に新しい石を乗せる形で整備したします。 会館も参道も来年3月完成予定です。

 昨年から1年半かけて行った三祖堂の工事は、12月に完了しました。 屋根が立派になり、正面には皆様から頂いた「奉納瓦」も葺かれました。 内部は、お厨子と仏具の塗替えを行い、見事にきらびやかになりました。 明るい堂内になりましたので、安産祈願に参詣の方も喜ばれることでしょう。
 併せて、本堂と三祖堂をつなぐ渡り廊下と、三祖堂前の手水舎(ちょうずや)も屋根の葺き替えを行いました。 手水舎は、節水を考え、参詣者が近づくと水が流れ出すシステムを導入しました。

11月26日(土)に行われた「善導寺・秋の大公開」では、170名の方々が見学されました。 善導寺の宝物殿の特別公開、久留米市主催アウトリーチ事業「オータムコンサートin善導寺」での音楽会、工事現場一般公開が同時開催されました。
 一般公開では、大工実演・体験のほか、建具業者による組子(くみこ)製作体験、防災設備業者による火災報知器や消火設備の展示・解説など新しいコーナーも設け、見学者も興味をもってくれていたようです。
 音楽会では、文化財の大庫裏で、お箏2面の演奏と、ピアノとソプラノ歌手による演奏の2部構成で行われました。 澄み切った歌声が境内中に響き渡りました。 これからは、いろんなジャンルの音楽会や展示会などのイベントができるなぁと感じました。
(H23.12.5記)

表玄関の土塀・屋根工事 地面を掘って配管を埋めています
表玄関門の銅瓦がだんだんと青緑色になってきました 庫裏の屋根群を撮影
大楠会館工事・足場で覆われた ここは元 式衆部屋(解体)
新しくお手洗いになります。
工事前の三祖堂 新しく屋根が葺きかえられた三祖堂
扁額も京都で塗り直しされ綺麗に 内部は畳が替えられた
仏具も塗り直しされ綺麗に お厨子はこの場所で塗り直しされました
外陣の畳の縁は「鶴」にしました
安産祈願のお祝いにおめでたく
南側のお手洗いも現代式に改装
渡り廊下も屋根替えをしました 屋根面が平行四辺形をしていますので
葺くのがとても難しかったようです
この方、渡り廊下の屋根にいます 手水舎も屋根替えをしました
参詣者が近づくと水が流れます 保存修理委員会 H23.11.22
昨年の大公開で製作した説明パネルも大活躍 設計管理の方から丁寧な説明を聞く
柱の繕いの説明 カンナ掛け体験
(あれ?!瓦屋さんが体験してますよ)
たくさんの方が見学に来られました 三祖堂竣工前の特別公開
京都から彩色業者の方も説明に来てくれました 防災設備コーナー
建具業者さんのコーナー 組子(くみこ)を作ったら持って帰れました
こんな欄間もできちゃいます! 大庫裏でのコンサート
お箏のお二人 ピアノとソプラノ歌手
コンサートはとても素晴らしかったです!


●大楠会館 改修工事 いよいよ開始
 (工期: H23.10月中旬〜H24.3月中旬まで)

 境内の東側に位置する「大楠会館(本館)」は、昭和52年竣工し、大食堂(1F)や大広間(2F)があり、善導寺の研修施設として活用しています。 のちに平成8年、「新大楠会館」として大浴場(1F)と和室・ロビー(2F)が建て増しされましたが、約35年間使用し続け、老朽化がかなり進み、外壁のひび割れ、ゆがみ、雨漏りなどが深刻となりました。 さらに、お手洗いなど、使い勝手も現代の生活に合わなくなりました。
 この改修工事はもともと、第二次平成大修築の計画にはなかったものですが、ご使用される各団体の方々からも、上記の理由などのご指摘があり、会議を重ね、ようやく着工の運びとなりました。
 工事内容は、建物の安全面と、要望の強かったところから優先順位をつけて計画を立てています。 外壁の全面補修と塗装替え、お手洗いの部屋拡大と新調、畳の表替え、エアコン設備の充実などが主体となります。
 全ての皆様のご希望に添えることができないかもしれませんが、工期と予算内で精一杯取り組んでまいります。 
 庫裏も工事中ということもあり、会館は現在もフル活用しているので、使えないとほとんどの行事ができなくなって困ります。 ですので、部分的に使用しながらの工事になります。 約半年間、皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒、ご理解ご協力をお願い申し上げます。
(H23.10.7記)



                  ■現在の大楠会館(本館・新館)■
大楠会館・外観
屋上・外壁の補修など
本館 1F 大食堂
規模は同じ・天井やエアコンの整備
本館 2F 廊下
左側の流しを撤去しサロンに。
流しは新館2Fの新トイレの手前に移動
本館 2F 大広間
全ての畳の表替え。 4部屋のうち1部屋を
個室×2(ロビー付)に改装
新館 2F
こちらにお手洗い(男女別)と洗面所を作ります。
この個室の機能は、本館2階に移動します
本館 2F トイレ
男女合同で5つしかなかった大小兼用の和式トイレを
場所を新館に移し、男女別に、数も約4倍に増やします
さらに、本館1階の現在の仮事務所は、広間に移動し、
その部分を多目的なスペース(食事・会議など)に
活用する予定です。
また、時代を鑑み、文化財建物、会館は
全面禁煙とし、喫煙スペースを設ける
予定にしております。

以上の計画は予定です。
途中、変更になる箇所もございます。
新館 1F 大浴場(男女)
タイルの張替を行います

             



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